当社ではその他各種加工設備を保有しています。衣料資材の芯地をメインに加工を行っていますが、
これらの設備を活用して他分野での付加価値加工も可能になると考えています。
是非ご活用ください。
01
ドット加工
ドット加工とは、生地に熱可塑性樹脂(ホットメルト)をドット(点状)に塗工する加工のことを言います。
ドット加工の特徴
1.ドット加工したものは生地の片面に熱可塑性樹脂が塗工されているので、他の布帛と熱接着することができます。
2.異なった布帛を一枚の布にすることで、新しい機能や風合いを付与します。
3.素材は、天然繊維・化学繊維、組織は織物・編物・不織布などに加工することができます。
4.ドットの形状は円弧状で、粗いものから細かいドットまで塗工することが可能です。
5.ポイント数によって、ドット加工を行った生地の特性が変わってきます。
ポイント数について
1インチあたりのドット数を「ポイント(P/inch)」と呼んでいます。塗工可能なポイントは9~50ポイントで、タテヨコの方向性はなく、ドット数はほぼ平均的で等しいので、単純に1インチ辺当たりの数字で表現します。例えば、1インチ×1インチの中に500個のドットがあれば、タテヨコ平均で1インチに22個ドットになりますので、ポイント数は22ポイントという表示になります。
ポイント数による違いについて
◎ドット数が少ない(ポイントが粗い、例:9ポイント)場合は、風合いがソフトになり、ドットアタリやしみだしが出る可能性があるため、薄手素材には不向きとなります。
◎ドット数が多い(ポイントが細かい、例:50ポイント)場合は、風合いがハードになりますが、薄手素材へのしみだし防止や、平滑素材へのドットアタリ防止に効果があります。
使用例【接着芯地】

使用例【手芸用品】

02
カット加工
設計システム(CAD)、自動裁断機(CAM)により、多種多様な生地をご指定された形状・大きさにカットいたします。
カット後は生地の畳み作業や袋詰めを一貫して行うことができます。
使用例【裄綿】

使用例【裾上げテープ】

03
機能整理加工
布帛全般に対し、整理加工により新しい機能を付加することができます。
機能区分 | 内容 | 商品名 | 用途 | 素材 |
---|---|---|---|---|
ストレッチ | タテ方向及びヨコ方向に所要のストレッチ性を付与する加工。 ストレッチ性は原糸の保有するストレッチ性能(ポリウレタン弾性糸、 捲縮加工糸、コンジュゲート糸など)の性質を生かして布帛に ストレッチ性を持たせる加工。 |
HSシリーズ | 衣料資材 接着芯 | ポリエステル |
ストレッチインサイド ベルトシリーズ |
衣料資材 副資材 | ポリエステル | ||
TP250W | 衣料資材 副資材 | ポリエステル | ||
消臭加工 | 消臭加工により、繊維上の消臭成分が、汗臭の原因物質(アンモニア、 酢酸、イソ吉草酸)を吸着することで、不快臭を抑えます。 消臭効果は、洗濯後(ドライクリーニング、水洗い)も持続します。 |
NDシリーズ | 衣料資材 毛芯 | ポリエステル |
ETDシリーズ | 衣料資材 接着芯 | ポリエステル | ||
難燃加工 | 非ハロゲン系難燃剤を繊維に浴中またはパディングし、 難燃効果を付与します。 |
車輛用遮光材 | 産業資材 | ポリエステル |
撥水加工 | フッ素系、または非フッ素系の撥水剤を付与し、洗濯耐久性に 優れた撥水性を有します。 |
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