
接着技術で、
未来をつくる
当社は、1958年の創業以来、
衣料芯地分野で独自の接着技術とノウハウを培い、
多くのオンリーワン製品を生み出してきました。
そのコア技術を生かし、新たな領域でのイノベーション創出や、
お客様との共同製品開発に挑戦しています。



当社の強み
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01
多様な接着方法
同素材同士はもちろん、合皮xフォーム、繊維xフィルムなど異素材の貼り合わせも得意としており、お客様のご要望に合わせて最適な接着方法をご提案いたします。
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02
安定した接着品質
当社独自の技術により、素材の質感や風合いを調整しながら、高い接着強度と耐久性を実現することが可能。安定した品質を保ち、裁断、縫製などの後加工もしやすくなります。
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03
人と環境にやさしい
人と地球環境にやさしいものづくりをめざし、接着剤は無溶剤タイプを使用。生産時の人体への影響がなく、VOC(揮発性有機化合物)基準を満たします。また、有毒ガスも発生しません。
当社にできること
多種多様な接着ニーズにお応えする技術が、東海サーモにはあります。
ボンディング/ラミネート加工
布帛、フィルムなど2種類以上の素材を、特殊技術を用いた片面接着または両面接着で貼り合わせ、単体では担うことができない新たな機能や価値を付与する加工。従来のボンディング加工では難しかった素材にもご使用いただけます。熱可塑性シートタイプとグルータイプの2種類から、お客様に合った工法をご提案します
詳しくはこちら遮光加工
お客様のご要望に合わせた遮光生地を作成。巻かれたり、折り曲げられたりしてもシワが生じにくく、自動車内装やカーテン、建築材、アパレルなどの分野で各社様にご提案しております。完全遮光(遮光率100%)で、遮熱、UV、防臭といった機能も付与することができますので、ご相談ください。
詳しくはこちら皮革裏打ち加工
天然素材であるがゆえに、部位や使用環境によって伸縮性のばらつきが見られる皮革専用の裏打材。たて・よこの伸度を一定にし、布帛の片面にホットメルト接着剤を塗布したもので、熱プレスで皮革にラミネートすることにより、皮革の伸度のバラツキを抑えるものです。ご使用いただくことで、皮革製品の耐久性、寸法安定性と製品の仕上がりを高めることができます。
詳しくはこちらその他の加工
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ドット加工
布帛全般に合成樹脂をドット(点)状に塗工します。
- ◎特徴/ホットメルトタイプ接着剤を使用し、細かいドットから粗いドットまで対応可能。伸度や風合いを任意に調節します。
- ◎対応素材/ウール・綿・レーヨン・ナイロン・ポリエステルなど
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カット加工
設計システム(CAD)、自動裁断機(CAM)により、多種多様な生地をご指定された形状・大きさにカットします。
- ◎特徴/多種多様な生地をご指定された形状・大きさにカットができ、生地の畳み作業や袋詰めを一貫して行うことができます。
- ◎対応素材/ウール・綿・レーヨン・ナイロン・ポリエステルなど
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機能整理加工
布帛全般に新たな機能を付与します。
- ◎機能例/長繊維の薄手ストレッチ加工(伸度設計)・吸水加工・撥水加工・抗菌加工・防臭加工・消臭加工・難燃加工・UV加工
- ◎対応素材/ウール・綿・レーヨン・ナイロン・ポリエステルなど

対応分野
アパレル
インテリア
航空宇宙
自動車
電気・電子
土木・建築
美容・健康
環境エネルギー
医療・福祉
農業
接着技術Q&A
環境
- 溶剤系の接着剤を使用していますが、健康やVOCへの観点から無溶剤系に変更したいと考えています。
- 当社では熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」を使用してラミネート加工を行っております。これは人にも環境にも優しく、VOCを発生しません。また、「Fusec(フューゼック)」単体の販売も行っております。
- 熱可塑性シートはコストが高い印象があります。
- 熱可塑性シートはコストが高い印象がありますが、安全性、環境性、取扱い性などに優れており、トータルコストの観点から、今後より多く熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」が使用されると想定しております。
接着性
- 貼り合わせ後も、元のストレッチ性を維持したいのですが、可能でしょうか。
- 熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」でストレッチ性のあるPU系のウェブ・ネットタイプをご利用ください。
グル―タイプのドット加工でラミネートしますと、ラミネート後も通気性、ストレッチ性を持たせることが可能です。ドット数(1平方インチにあるドットの数)はラミネート布帛の厚み、重さや必要とする接着強力、風合い、通気性、ストレッチ性によりセレクトされます。 - 現在、ベタ塗りでPUフォームと接着をしていますが、風合いがかたく、反発性も悪いことに悩んでいます。
- 風合が硬くなり反発性が悪くなる要因として、ウレタンフォームの気泡のなかに接着剤が浸透して固化することが考えられます。これの対策として、熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」の高粘度品」を使用して、表面に接着させ風合いをソフトにする方法があります。
- 接着温度を色々変更して使用するケースがあるのですが、それに対応でき、接着強力が得られる接着剤はありますか。
- 熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」の接着温度は、融点と溶融粘度により設定されます。高温での接着が必要な場合は高融点のもの、低温での接着が必要な場合は低融点のものをご使用いただけます。接着する時間(秒)にもよりますが、一般的に接着温度から20~30度低い融点のものを選定します。その他の要求特性(耐候性、耐熱性、加水分解性、耐薬品性など)については、ポリマーの組成によるところが大きいため、その都度ご相談ください。
- 接着後も素材に通気性を持たせたいのですが、可能でしょうか。
- 当社のオリジナル熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」には、ウェブ状とネット状の商品があり、それらをご使用いただければ、接着後も素材に通気性を持たせることが可能です。例えば、FUSEC「1G8-D20」単体の通気性(JIS.L1096A法)は400cm3/cm2・S以上あります。E/Cブロードに貼り合せたとき、E/Cブロード単体の通気性が35.1cm3/cm2・Sに対し、「1G8-D20」貼り合せは22.8cm3/cm2・S(対比64.9%)です。
グル―タイプのドット加工でラミネートしますと、ラミネート後も通気性、ストレッチ性を持たせることが可能です。ドット数(1平方インチにあるドットの数)はラミネート布帛の厚み、重さや必要とする接着強力、風合い、通気性、ストレッチ性によりセレクトされます。 - 金属(AL・スチールなど)やゴム(EPDMなど)でも接着性は出せますか。
- 例えば、金属(アルミニウム・スチール)には熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」のポリアミド系「178」「1G8」などを、ゴム(EPDM)は、ポリオレフィン(EVA)系「3X9」などをお勧めしております。商品は限られますが、これまでの知見を生かして接着性の良い物をご提案することが可能です。
- 可塑剤を使用した材料(塩ビコーティングしたもの)に接着した時、剥がれてしまった経緯がありますが、可塑剤耐久性のある接着剤はありますか。
- 可塑剤を使用した材料は、可塑剤が接着剤に影響を及ぼし経年劣化が発生することが報告されています。これに対応するためには、可塑剤に影響されない、いわゆる可塑剤耐久性に優れた商品を使用する必要があります。当社は熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」ポリエステル系「998」などの可塑剤耐久性に優れた商品を持ち合わせており、お気軽にご相談ください。
用途
- 車輌自動車の内装材用に使用できる接着剤はありますか。
- 熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」は自動車の内装材(天井、マット、ルーフ、シート、ヘッドレスト、アームレスト、コンソールボックス、ドアパネル、ABCピラーなど)に採用実績を有しています。
自動車の内装材用にグル―タイプでポリウレタン接着剤を使用し積層ラミネートした遮光材の採用実績があります。自動車内装材については各種要求性能があり、都度相談させていただければと思います。 - 材料の片面に接着性を持たせたいと思っていますが、可能でしょうか。
- 熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」の離型紙付きをご用意しています。熱処理すると、材料に熱可塑性接着シートを転写することができます。
(1)最終製品に対して製品の一部に接着性を持たせる方法の1つとして、離型紙付きの熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」を使用して、加熱によりホットメルトシートを転写させることができます。
(2)生産材の片面に接着性を持たせる場合の方法の1つとして、熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」を連続的に片面にラミネートすることができます。当社ではプレラミと呼んでおり、受注加工が可能です。 - 透湿性のあるフィルムを貼り合せることはできますか。
- グル―タイプのホットメルト系接着剤を用い、貼り合せることができます。これにより透湿性能を維持しつつソフトな風合いを得ることができます。透湿フィルムについては、日本及び海外から調達することが可能です。

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