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皮革裏打ち材「BXシリーズ」とは?



今回は、皮革裏打ち材「BXシリーズ」について、商品紹介をさせていただきます。Image title

目次
1.皮革とは?
2.天然皮革の伸び率について
3.皮革裏打ち材「BXシリーズ」とは?
4.「BXシリーズ」の接着方法


1.皮革とは?
天然皮革とは、動物の生皮のこと、または皮をなめすことによって安定した状態になった革のことを指し、
人工皮革や合成皮革は、天然皮革に類似した風合いや意匠性を持たせた人工的な素材のことです。Image title


2.天然皮革の伸び率について
天然皮革は動物性であることから、部位や個体差により物性が異なる場合があるため、皮革の伸度にばらつきが多く見られます。牛革 伸度イメージ

物性の一例として牛革の部位による伸び率の違いを示しました。
このように天然皮革は、動物の部位により伸びにくい部位や伸びやすい部位があることがわかります。


3.皮革裏打ち材「BXシリーズ」とは?
皮革製品は、長い間(時には世代を超えて)愛着を持ち使用されることが多く見られます。
長年使用することで特に伸びやすい部分ではたるみができたり、破損したりしてしまう場合があるため、
その解決方法の一つとして、皮革裏打ち材「BXシリーズ」を使用し補強する事で、意匠性や耐久性を高めることが可能になります。

「BXシリーズ」は2品番あり、伸長率が8~12%のしっかりめの風合いであるBX60と
伸長率12~15%のやわらかめの風合いであるBX5000があります。皮革裏打ち材BX 品番カタログ
BXシリーズを裏打ち材として使用することでどのように風合いが変わるのでしょうか?
皮革単体と貼り合せ品(接合体)の風合いを比較してみました。皮革裏打ち材 接合体イメージ

この写真は、風合いを分かりやすくするため、皮革単体または接合体を四角くカットした後、
皮革の裏側を内側にして円柱形にし上から撮影したものになります。
本革単体に比べ、伸び率が一定になった効果で接合体はいずれもハリ感があることがわかります。
貼り合せ品の伸び方については、動画よりご確認いただけます。



4.「BXシリーズ」の接着方法

「BXシリーズ」は、熱可塑性の接着剤(ホットメルト)を使用しているため、
適正な温度、圧力、時間を加えることにより、接着が完了します。
溶剤を使用していないため、防護服やマスクを必要としません。
接着の様子は動画よりご確認いただけます。


撮影協力 株式会社ハシマ様
http://www.hashima.co.jp/j/


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