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熱可塑性接着シート Fusec使用例紹介 part3



東海サーモ商品である熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」の使用事例についてご紹介いたします。

目次
1.熱可塑性接着シート「Fusec」とは?
2.使用事例~熱に弱い素材にはどうする?~

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1.熱可塑性接着シート「Fusec」とは?
「Fusec(フューゼック)」とは、東海サーモが販売する熱可塑性接着シート(ホットメルトシート)のブランド名です。
熱可塑性接着シートとは、被接着材の間に挿入し、熱圧着できる「無溶剤型」の接着シートのことです。
「Fusec」での貼合加工は熱接着のため、溶剤を使用しないタイプになりますので、人や環境にやさしい素材としてご採用いただいています。
熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」
熱可塑性接着シート「Fusec」について詳しくはコチラから


2.使用事例~熱に弱い素材にはどうする?~
熱可塑性接着シートで接着するためには、接着シートの「融点」以上の熱をかける必要があります。
例えば、融点100℃の接着シートを使用するとき、接着する基材内温度が100℃以上になるように機械の温度や時間を設定します。
熱プレス設定 イメージ図

接着プレスの方法はコチラから


接着する基材の素材や厚みによって熱伝導率が違うため、どのくらいの設定温度にしたらよいのかは一概にまとめることはできません。
当社へのご相談または事前に接着試験をし、確認する事をおすすめします。

さて、熱に弱い素材(例えば天然皮革やウレタンなど、熱によって収縮する、外観変化が起こる素材のこと)にはどの品番を使用するのがいいのでしょうか?
熱のかからない接着方法を選んでいただくことが一つの選択肢となりますが、
融点の低い「Fusec」を使用すれば、熱に弱い素材に対しても問題なく接着できる可能性があります。
今回ご紹介するFusecは、最も融点の低い「3X9」になります。


●3X9 とは?
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融点:70-80℃
素材:オレフィン系
形状:フィルム状
目付:28~52g/㎡

プレス機の設定温度が、110℃程度から接着可能となり、様々な素材への使用実績があります。


顧客様それぞれに適したFusecの提案、事前試験、サンプル提供などをさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

【問合せ先】
東海サーモ株式会社
新規事業開発グループ
0584-81-8111



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