THERMO TIMES
サーモタイムズ

接着プレス機とは?



当社商品(熱可塑性接着シート・接着芯地)を使用する際には欠かせない「接着プレス機」について、
続いて、そのプレス機を使用する当社商品についてご紹介いたします。

目次
1.接着プレス機とは?
 1)ローラープレス機 2)平板プレス機(フラットプレス機)
2.熱可塑性接着シート「Fusec」とは?
3.接着芯地とは?


1.接着プレス機とは?
熱可塑性という種類の接着剤は、熱すると溶けて冷えると固まる性質でホットメルト接着剤ともいい、
これらの接着剤を使用している商品は、適正な温度(GL温度)・圧力・時間を加えることで接着することができます。

その際に使用する機器を「接着プレス機」といい、一般的には1)ローラープレス機、2)平板プレス機(フラットプレス機)に分類されます。


1)ローラープレス機
上下に熱源を有するベルトコンベアがあり、その間に被接着材を挿入し、最後に圧力を加えられることで接着できる機器になります。
ローラープレス機の簡単な構造はこちらになります。
ローラープレス機模式図試験用の小型の機器にはなりますが、実際に作業した様子を撮影しました。
皮革裏打ち材BXをローラープレス機で作業した様子は下記の動画よりご確認ください。



2)平板プレス機(フラットプレス機)

適正な温度に上昇するコテ(熱源)が機器上部にあります。
生地を台にのせスイッチを押すと、コテ面が下りてプレスすることができます。
平板プレス機の簡単な構造はこちらになります。
平板(フラット)プレス機模式図
実際に作業した様子を撮影しました。
皮革裏打ち材BXを平板プレス機で作業した様子は下記の動画よりご確認ください。
撮影協力:株式会社ハシマ


続いて、接着プレス機を使用する当社商品についてご紹介いたします。
2.熱可塑性接着シート「Fusec」とは?
「Fusec(フューゼック)」とは、当社が販売する熱可塑性接着シート(ホットメルトシート)のブランド名です。
熱可塑性接着シートとは、被接着材の間に挿入し、適正な温度・圧力・時間を加えることにより、
圧着できる「無溶剤型」の接着シートのことです。
「Fusec」での貼合加工は熱接着のため、溶剤を使用しないタイプになりますので、人や環境にやさしい素材としてご採用いただいています。
熱可塑性接着シート「Fusec」
熱可塑性接着シート「Fusec」を詳しく知りたい方はコチラから

3.接着芯地とは?
接着芯地とは、表生地の裏面に貼り合わせて使用する、基布(基材)に熱可塑性接着剤がコーティングされた裏打ち材です。
接着芯地を貼り合せる用途の一例を紹介します。
〇用途
アパレル分野・・・接着芯地を使用する事で「成型性・保型性」「審美性」を高め、「縫製が容易」になり、
         「消費性能を高める(着用や洗濯による型崩れ等の防止)」といった効果もあります。
インテリア分野・・・本革・合皮などの裏打ち材として使用され、「審美性」や「耐久性」を高める効果があります。
接着芯地
「接着芯地の接着剤」について詳しく知りたい方はコチラから。
インテリアの「裏打ち材」について詳しく知りたい方はコチラから。


【問合せ先】
東海サーモ株式会社
新規事業開発グループ
0584-81-8111



東海サーモ お問合せ
【関連記事はコチラ】
熱可塑性接着シート「Fusec(フューゼック)」とは?」
「熱可塑性接着シート Fusec使用例紹介 part1」
「熱可塑性接着シート Fusec使用例紹介 part2」

「接着芯地の接着剤」
「皮革裏打ち材BXとは?」

一覧に戻る